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July 30, 2012

手を放す時期

私はある程度弾ける子は自分の恩師やピアニストの先生にみていだたく機会をできるだけ作るようにしています。そのままダブルレッスンになる子も少なくありません。

そんな生徒さんたちが動くのがコンクールの多い春先から今の時期です。うちに動いてくる生徒さんもあれば余所へ移籍してしまう生徒さんたちもいます。過去には後ろ足で砂をかけられるように出て行かれたこともありました。最近はそういった事例はありませんが。今日、かなり早い時期から特別に思っていた子から私の恩師のところへ完全に移りたいという報告を受けました。今回は移籍先が私の全幅の信頼を寄せる恩師であるため縁が切れるわけではないし、そこまでの葛藤はありませんが、それなりに相手に想いをかけて育ててきているだけにやっぱりとても寂しいです。でもそれがその子の為になるのなら時期が来たなら手を放してあげることも愛情だと信じようと思います。もちろんそんな中には「もう上の先生のところだけでいいわよ」って言ってもきかずに私の手にしがみついて通ってきてくれる大きい子たちもいますけれど、ね。まぁ、そんなわけでちょっぴり凹んだりもしていました。

そんなところへ、この春まで教えていた高校生から本選通過、全国大会決定の報せが届きました。「頑張ります!」って絵文字のはいった可愛いメール。本当によく育てて下さっている先生方に心から感謝です。彼女はそう遠くなくピアノの世界に飛び込んでくるでしょう。そのとき私が少しでも助けになれるように私自身も努力をしておかないといけませんね。

今の自分の仕事は光る才能を見つけたら、ちょっぴり磨いたそのあとに更に輝かせることができる先生を探してマッチングしてあげること。タイミングを逸しないこと。私自身も預ける先を信頼すること。そうして近い未来にひとまわりもふたまわりも大きくなった生徒たちを見て、彼女たちの小さな手を思い出したらきっとちょっぴりうるっとくるくらい感動したりしちゃいます。うちに通わなくなったとしても、私と一緒にお勉強したことが消えてしまうわけではなく、だからこそいつでも何か相談があればのってあげられるようにここはどーんと構えておきましょう。それが導入から初中級の生徒を育てることをメインにした自分の使命なのかもしれません。

生徒たちは長じていろいろな先生に見ていただく機会も増えるでしょう。そんな時、いつも礼を忘れず真摯な姿勢で音楽に向き合っていってください。「ぴあのだいすき!」とにっこりしたちびっこ時代を絶対に忘れないでね。

先生、本当はお別れする度に泣いてるのよ(T_T)

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