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May 21, 2012

ちびたちなりのコンクール感

さてと。私、最近仕事してるフリが増えて参りました(笑)。

ひとつは教室発表会。いよいよふた月切りましたのでそろそろ譜読みが芳しくない子たちは、かるーくシメとかないとハッパをかけておかないといかん時期になりました。 特に発表会とせいぜい冬ステップくらいしか出ない子たち、ここで頑張らないでいつヤル気よぉ(TT)

で。もうひとつ。年間通してなんらかのコンクールに追いまくられてる印象はありますが、その中でも夏から秋にかけてってジュニアのコンクールがいろいろあるんですよね。その乱立っぷりったら、もう殆ど戦国時代の様(笑)。学習者の為になるものから残念ながら営利目的であることがはっきり見て取れるものまで・・・。で、うちの子たちももちろん諸々にエントリーしますし、毎年それなりにがんばって成長を見せてくれます。

で、まぁ、そろそろ誰をどれにエントリーさせて、曲を何にしてって作業が大詰めなんですわね。(遅いんじゃないの?って思ったそこのアナタ!正解ですw。うちは何でもぎりぎりにならないと先生が動き出さないので、基本生徒たちの方がよほど物知りだったりします。)

一応、私的メインであるPのコンペは早いうちに予選会場がいっぱいになっちゃうことも想定されるので、曲だけわたしといてママたち勝手に場所選んで申し込んでもらいます。私は教えるだけ。

さて。去年Gコンクールに参戦してたMちゃん@小3。「今年はどうする?」って聞くとなんだか浮かない顔です。この子は本番が好きな子で今まで必ずと言っていいほど笑顔で自分から「出る!」って言う子だったので、なんだかびっくり。

よくよく聞いてみると。昨年の結果がお気に召さなかった模様。「だって、音違ってた子も通るんだもん」とぽそっと呟きました。んー。難しいよね。ピアノって算数みたいに答えがはっきり出るわけじゃないし、体育みたいに目に見えて結果がわかるわけじゃない。かけっこの順位みたいにすっきりわかるものでさえ排除されてよくわかんない「平等」とやらを強いられてる現代のちびっこたちには納得いかないのも当然でさえあるわな。で、私がコンクール参戦組にきかせるお話をまたここでもするわけですな。


「あのね、Mちゃん。ともえせんせーね、トマトさんが苦手なの。」
「???」
「でね。おいっしートマトをおいしいよ!おいしいよ!って薦められてもやっぱりあんまりおいしい!って思わないの」
「????」
「ピアノもおんなじでね。いろんな先生がみんな同じものを好きなわけじゃないのよ。この子の音楽好きだなって思ったり、この子はお勉強もっとしたらいいのにって思うからね。音は間違えちゃった子でも、ああ、こんなきれいな音でこんな風に弾けるんなら、ちょっぴり間違えただけで落とせないなって思うこともあるんだよ。その逆にすんごく自分で上手に弾いてるつもりのピアノでも、他の人がきいたらなんかつまんない演奏になってることもあるの。」
「・・・ん。」


聡い子なので、私の言いたいことはなんとなく理解はできてる様子。でもやっぱり納得したくないみたい。自分は間違えなかったのに間違えた子と同じ壇上にっていうのはまだ彼女の中ではスッキリしない事象なんですよね。もう少しオトナになって、この一種わからん主観の世界を楽しく思うか、やっぱり納得できないままか、それは今はわからないけれど。

ただ、実際問題として今回彼女が悩んでいるような案件ばかりではなく別のコンクール等でも、私たち指導者からしても納得いかないような結果や講評をいただくことなんて、ザラなんだよね。

で、私自身もステップのアドバイスとかで時におよその生徒さんたちにカラめの評価つけてきたりもしてるわけで。(ちっと弁解しとくけど、私自身はステップの時は相対評価ではないから上手な子ほどかなりいつもキツく評価いれてるつもりです。だってまだまだ絶対伸びるもん。評価気にしないで下の部分読んでって必ず願って講評を書き続けてます^^)

コンクール。ステージにはいつも魔物が棲んでます。
喰われないように、上手に使えれば光る才能がより輝くことができる場です。

ただ、やっぱりちびっこたちにはどんなに言葉で伝えようとしても、結果じゃなくてプロセスっていう大切なことをその場で理解させるのはとてもとても難しかったりします。ちなみにMちゃんには、今日のお話を自分でよく考えて、来週までに自分でエントリーするかしないか決めて教えてねってことにしました。

コンクール。「勝負の世界」だとかって印象のある方もあるかもしれないけれど、それこそ私自身がまだまだ納得できてない部分だったりします。ジュニアの場合は特にね。だってたとえばある年に結果が出たとしても、10年先につぶれてしまう子を作るのなら簡単なこと。本人の音楽は全部つぶして、頭ごなしに曲を作ればいいだけだもん。ちびっこならそれができちゃう。でもそれじゃ、まるでサイボーグだよね。

うちの生徒たちには、本人たちにも親御さんたちにも、それぞれ1回限りじゃなくて先を見据えて(もしかしたら長く結果が出ないこともあるかもしれないけど)曲をきちんと学ぶ姿勢を習得するためにコンクールがあるのだと知ってほしいといつだって切に願ってます。 こどもたちの音楽を伸ばして育てるためにコンクールを使いたいです。

10年先に振り返って「コンクールで夏休みなくなってイヤだった」という子ではなく「小さいときはコンクールでたいへんだったけど、今思うと楽しかったよね」って言える子であってくれますように。

・・・つか、私が無理強いして生徒出したことは一度もないぞ・・・?(笑)

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