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November 07, 2011

聴衆を育てましょう

先月からまた忙しい日々が戻ってきています。年末までは仕事がカツカツに入っていて空いた時間も予定ぎっしり。幸せだと思わないとね。

昨日はピアノステップ出張でした。開催地区は近江八幡。土曜の夜に出発して久しぶりに日曜夜帰りができました。こぢんまりしてやわらかな印象の開催地区でした。ちびちゃんたちは可愛らしく、大きい方には難曲もあり、いつものように楽しませていただきました。アドバイスに行ったあとはいつも自分のレッスンにもしっかり活かしてゆかねばと思います。

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ただ、ひとつだけ残念なことがありました。
参加者がちいさい子たちの時間帯の聴衆マナーがよくありませんでした。こういった時、いつも「煩い先生と思われてしまったらいやだな」とも思いますが、一期一会のこの瞬間だからこそ私にできることとして、講評の時にすこし耳の痛いであろうことを話させていただくことにしています。

私は、発表会やイベントごとではちいさいこどもさんにもホールの中での私語は厳重注意としています。もちろんこどもさんにそんな長い時間我慢させることは酷ですし、もっといえば乳幼児が泣いてしまうこともあります。その場合は親御さんにホールを出てホワイエなどで気分転換をしてくださいとお話しています。ピアノが鳴っている時には座席の移動も禁止としています。ホワイエやロビーに出ても走ったり大きな声で騒いだりは厳禁です。もちろん、どんなに口を酸っぱくしていってもみんなが微動だにしないでシーンと静まり返っているかといえばそれは残念ながら否です。囁き声も数が増えれば立派な雑音です。ただ保護者のみなさんには「最低限、貴重品と自分の子どもは手元においておいてね!」とお願いしています。

昨日は、親御さんのもとを離れて自由になったお子さんたちが演奏中のホール内を走り回る、演奏途中で入場してきたおとなの方たちが大きな声でお話される、アドバイスシートを書く講評席の前後左右にお客様が着席されてしまう(これは途中で事務局の方にお願いして立ち入りできないようにしていただきました)。

こういった状況はこの地区に限ったことではなく、お子様がお小さいうちで親御さんが習いごとをしたことがない場合などには往々にして起こりうることでもあります。知らなければ仕方ありませんよね。でも、やはりピアノを習わせてお子さんのステージを楽しみにしているご家族の方には是非今後どんどん改善して欲しいと思います。ご自分のお子さんだけでなくよそ様のお子さまの時にも同じように見守っている家族がいることを忘れないでください。そして、聴くことを楽しめることがよりよい音楽の発露になることも少しずつ知っていただきたいです。

大袈裟かもしれませんが、音楽教育業界、更には私たちピアノの指導者においても、注意すべき点は注意し、褒めるべき点は褒めながら、正しく「聴衆を育成すること」が必要だと思います。聴衆が育たなければ演奏者も育たなくなる日がくるでしょう。こういったことに終わりはなく、時には「うるさいなぁ…」と思われてしまうこともあるかもしれませんが、それでも辞めるべきではないと思っています。

昨日知らなかったことは明日知ればよいことです。

そして、ピアノを通して学んだことは他のいろいろなことに良い影響を及ぼすと信じています。おさな子たちが音楽に触れる入り口としてピアノがあるのなら、指導者は演奏だけではなく付随するいろいろなことをご自身の経験で知りえる限りのことを伝え次の世代を育てていってほしいと思います。

自戒も含め。
みなさんで音楽を正しく聴ける環境を育てましょう。

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